2016年11月14日

インジェクターの交換@初体験^^

距離はさほど乗っていないのですが、放置期間が長くて不動車になってしまったバイク。


最近のインジェクション仕様なので、バッテリーを交換すればかかる!・・・あら???・・・かからない!
かかってもすぐに止まってしまい頑張ってアイドリングがやっとこ。。。
長期間の日光浴放置で、インジェクション中のガソリンが固着してしまったようです。あらこんなこと初めて!?


インジェクションに変わってから、滅多にトラブルがなかったので 実はインジェクションの交換って初めて^^
どんな仕組みなのか一寸ワクワク。興味津々です。


これが新しい部品「インジェクター」燃料噴射ノズル。もっとすごいものを期待していたんですが拍子抜け。


今までのキャブレターのあった場所に置き換えられています。
キャブレターなら分解して清掃をするんですが、アッセン交換。
燃料ホース、エアークリーナボックスなどなど全部取り外した一番奥にあります。


不具合のある部品と並べてみましたが外観では良否の違いが分かりませんね。


以前も油温センサーの交換をしましたが、最近の修理は技術というよりは的確な故障診断と部品交換ですね。
テスターやマニュアルにある各数値を使いこなすのがポイントですね。  

Posted by 店主敬白 at 06:07Comments(2)バイク技術情報

2016年08月08日

よくある修理

ヤマハ車の2サイクルスクーターで年数の経過とともに発生する確率が高い不具合。
「インテイクマニュホールドの破損」
エンジンとキャブレターをつなぐ樹脂が割れてしまうんです。


一番奥にあるので交換が厄介。外装パーツをそっくり外してキャブレターも外します。


この部品にひび割れが起きると、二次空気を吸い込んでいしまい、エンジンの調子が悪くなります。最悪の場合始動困難に。。。
今回は力が出なくてふけ上りが不安定。調子のよい時と悪い時があります。


交換済み!見違えるように快調になりました。
あっ、ピンボケじゃん^^


  


Posted by 店主敬白 at 05:12Comments(0)バイク技術情報

2016年03月15日

いまどきのバイクの修理事情 その2

今シーズン、雪が少なくて、はたらく車(バイク)には良い条件だな~♪と思っていたら・・・
エンジンの不調を訴えるバイクが多くて戸惑っています。
原因は新しいバイクに採用されているインジェクションに起因することが多いようです。
今回は、「走行中にス~ッとエンジンが止まってしまいました。」とのこと。
インジェクションの異常を示すランプも点灯しません。さて?


メインスイッチを入れたときになんか様子が変?静かです。
インジェクションの燃料ポンプの「ウィ~ン」という作動音がしません。
なんか嫌な予感(汗)


燃料ポンプが作動していないようなので、まずはヒューズの確認。


ヒューズは切れてませんね~。


ではでは、燃料が送られてきているのか直接確認。燃料ポンプから、インジェクターに送られてくる部分でホースを外して確認。
以前、走行中に止まってしまった車両を引き上げに行ったら・・・実は燃料切れだった(笑)という銀行員の方がいらっしゃいましたが、この車両の燃料はちゃんと入っています。


ホースを外してメインスイッチ・オン!!!
正常に作動していれば勢い良くガソリンが吹き出てくるはずですが、あぁやっぱり。


燃料ポンプの不具合 確定です。ホンダの場合、2年保証の範囲を超えると問答無用に保証対象から外れてしまいます。シビアです。メーカーに交渉しても取り合ってもらえません。
その点ヤマハは燃料ポンプに関しては保証延長があり、初期のジョグ(インジェクションタイプ)でも保証修理が受けられます。

キャブレタータイプではまず発生しない修理です。しかも部品が高価です。
故障が少なくて長持ちする働くくバイクとして長年ホンダのカブに乗り続けてきた方にとっては、信頼を裏切る結果だけに何とかならないものかと思ってしまいます。  

Posted by 店主敬白 at 14:31Comments(0)バイク技術情報バイクの修理

2016年01月11日

根本的な原因

異音がする先日のバイク。
カムチェーンが伸びてガイドの歯車が減る原因が判りました。
この歯車、正確にはオイルポンプギアでその磨耗のことを言っているんですが、奥にあるいるポンプの動作が鈍くなっていました。
回るときと回らないときがあるようです。


エンジン反対側のオイルポンプを外してみました。
トロコイドポンプ?のクリアランスが磨耗で大きくなり、ところどころで引っかかるようです。
このまま使用していたら、やがてはオイルが潤滑しなくなり焼き付けを起こすところでしたね。
どうしても手が油まみれになってしまい、カメラの操作が出来ず作業中の画像が少なくてすみません。


  

Posted by 店主敬白 at 06:12Comments(2)バイク技術情報バイクの修理

2016年01月10日

異音の原因

業務用バイクのエンジンから大きな異音がします。とのことで入庫してまいりました。
普通にエンジンは始動するのですが、寒冷時にアイドリングが不安定。
暖機後もカムチェーンが踊るような音がしてにぎやかなアイドリング状態です。


分解する前の観察から故障診断。どうやらカムチェーン周りから不規則な激しい音が出ているので焦点をそこに絞って分解です。
案の定。。。カムチェーンが伸び切って波を打っています。スムースに動きません。
酷使しているようですが定期的なオイル交換のおかげでエンジン内部はとてもクリア。


ギアの一部分が欠損しています。不規則な異音の原因はカムチェーンのガイドプーリーの偏磨耗のようですね。カムチェーン周りの消耗した部品を交換して改善されると思いますが、磨耗する原因は?過負荷かな。




  

Posted by 店主敬白 at 05:16Comments(0)バイク技術情報バイクの修理